2019.02.09 Saturday
いよいよ公立入試まで僅かとなってきましたね。
先日志願変更後の倍率が発表になり、受験前の倍率が確定しました。
(国私立高校の合格による辞退がありますので、最終倍率は合格発表後に出ます。)
さて、その倍率。
神奈川県の中学生は4人中3人もの割合で塾に通っていますので、
通塾している塾で受験する模試の結果を見て、出願校を決める生徒が大半となります。
当然、偏差値が〇〇あるから△△高校を受験しようという出願動向が主になり、
同じ高校を受験する生徒同士の実力は伯仲することになります。
ですから、いくら倍率が上がったところで、同じような実力を持つ受験生が増えるだけで、
高校ごとの合格者平均点はそんなに変化はありません。
となると、倍率が上がると変化するのは合否のボーダーラインになるわけです。
倍率が上がると合格者平均点の辺りに受験者がより集中します。
そうなると、合否のボーダーラインが引き上げられ、合格者平均点に近づいていくことになります。
そこで、昨年入試における倍率とボーダーラインの関係についてデータをお示しいたします。
「倍率・合格者平均点と合否ボーダーラインの点の差」のデータです。
1.1倍…35〜60点(約50点)
1.2倍…20〜35点(約35点)
1.3倍…15〜40点(約25点)
1.4倍…10〜35点(約20点)
1.5倍…10〜20点(約15点)
1.6倍…10〜20点(約10点)
倍率が低ければ、合格者平均よりもかなり低いところで合否が分かれます。
しかし倍率が高いと、合格者平均点に限りなく近い点数を取らないと合格ができなくなります。
もちろん、同じくらいの倍率でも上記の通りばらつきがあります。
これは、高校ごとの受験者動向による違いが原因です。
高校ごとの受験者動向については豊富な受験情報を持つ塾であれば、きちんと説明がなされるはずです。
岡本塾ですか?
もちろんたくさん情報持ってますよ。
入試情報の詳細は、年2回開催の入試説明会でお話させていただきます。