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2019年 神奈川県公立高校入試 理科 講評

すばるの中本先生の国語解説

慧真館の岸本先生の数学解説

に引き続き、岡本塾の岡本が理科解説をいたします。お付き合いください。

 

 

 

さて、まずは形式・配点から。

形式は昨年同様、ほとんどの問題が選択問題、一部が短文記述問題でした。

 

前半の問1〜4は一問一答。 ( )内は配点。

問1…物理(9点)

問2…化学(9点)

問3…生物(9点)

問4…地学(9点)

 

後半の問5〜8は実験を見ての考察問題。

問5…物理(16点)

問6…化学(16点)

問7…生物(16点)

問8…地学(16点)

と、一問一答と同じ並び。

 

配点は物理・化学・生物・地学がそれぞれ25点と、きちんと4分野のバランスをがとれています。

 

また、学年ごとの履修範囲で見ると、

中1…38点

中2…37点

中3…25点

と、中1・中2範囲多め。

中1・中2の皆さん、入試勉強はもう始まっているのですよ!

 

 

 

それでは各設問を見ていきましょう。

 

問1 物理の一問一答

(ア)   【エネルギー変換】LEDに電気が行くことによって、電気エネルギーが光のエネルギーと熱エネルギーに変換されるというだけの単純な話。

(イ)   【光の屈折】屈折した光がどこにいくのか考えましょう。

(ウ)   【オームの法則】電池と抵抗を直列・並列につないだ時の電流の流れる量について。中学受験ではよく見るタイプの問題でしたね。中学生は電圧や抵抗を仮の数字で置いてオームの法則で解いてみて計算してみてください。正答率は低いと予想。

 

問2 化学の一問一答

(ア)   【ガスバーナーの使い方】火力や火の温度の調整方法を聞くという基本問題でした。

(イ)   【質量保存の法則】化学変化の前後での質量の総量は変わらないという知識を式で表すだけでした。

(ウ)   【中和】塩酸の水素イオンと塩化物イオン、水酸化ナトリウムのナトリウムイオンと水酸化物イオンの数量関係(比率)を把握できたかどうかが分かれ目でした。

 

問3 生物の一問一答

(ア)   【顕微鏡の使い方】簡単。

(イ)   【食物連鎖】特定のグループの数量が増えた時、エサが増えるか、敵が増えるかといったことをイメージすれば解けます。

(ウ)   【植物の分類】シダ植物とコケ植物のからだのつくりの違いなど、受験生がなかなか覚えきれていないところをついてきましたね。正答率低めと予想。

 

問4 地学の一問一答

(ア)   【火山の種類】マグマのねばりけが違うと、山のかたちや火山灰の色のちがいが出るという知識を問われました。

(イ)   【前線面での空気の流れ】暖かい空気は上に行き、冷たい空気は下に行くという知識があれば解けます。

(ウ)   【地震発生時刻】初期微動と主要動の速さの違いから震源までの距離を求める計算でした。方程式に置いて計算してもできますし、比で解いてもできます。正答率低めと予想。

 

問5 物理(浮力)の実験問題

(ア)【浮力の知識】水深が深くなればなるほど浮力は増す。また同じ水深のところでは浮力は同じ、という知識を問われた問題。

(イ)【浮力の計算】空気中での質量−水中での質量=浮力 が分かっていたかが問われました。

(ウ)【密度】浮力から体積を求めて、空気中での質量÷体積=密度を計算。正答率は低めと予想。

(エ)【力のつり合い】重力と浮力がつりあえば物体は静止する、という知識が問われた問題。問題集をきちんと解いていればできたと思いますが、記述をうまく書けないとマルはつかないかなぁと。よって、正答率は低めと予想。

 

問6 化学(化学変化)の実験問題

(ア)【気体の発生】塩酸を鉄にかけると水素が発生するという知識が問われた問題。

(イ)【硫化鉄の性質】硫化鉄に塩酸をかけると、卵のくさったようなにおいがする硫化水素が発生するという知識が問われた問題。

(ウ)【鉄と硫黄の化合】FeSFeSの化学式を覚えていたかだけ。

(エ)【化学反応の質量計算】X…ただの比例の問題なので簡単。Y…グラフの読み取りができるのかが問われた問題。鉄粉3.5gと硫黄2.0gのところで比例の線を引き、その線より右下部分は鉄粉が余ることが分かったかどうか。正答率低めと予想。

 

問7 生物(消化液の性質)の実験問題

(ア)【消化の知識】だ液の消化酵素の知識と小腸で養分を吸収するという知識を問われた問題。簡単。

(イ)【対照実験】一つだけ条件を変えて実験を行うという対照実験の知識を問われた問題。

(ウ)【ヨウ素液の反応】グラフの簡単な読み取りができるかどうか問われた問題。

(エ)【実験の意味の理解】問題に掲載されている実験は、消化に必要な時間について調べているので、その意図に沿った実験を選べばよい、ということです。正答率は低めと予想。

 

問8 地学(天体)の実験問題

(ア)【透明半球・太陽の動きの知識】ただの知識問題。簡単。

(イ)【南中時刻と日の出日の入りの時刻】緯度が同じなら日照時間も同じ。よって日の出委の入りの時間も南中時刻のずれと同じだけずれる考えが浮かんだかどうかでした。

(ウ)【南中高度の計算】緯度から南中高度を求める問題。数式があらかじめ与えられているので代入するだけでした。

(エ)【地軸の傾き】地軸の傾きが変わった場合の南中高度について考える問題。太陽と地球の関係をイメージできれば解けました。

 

 

各設問の講評は以上となります。

 

こうやって見てみると、昨年までに比べるとかなり簡単になりました。

簡単になったのは、単純知識で解ける問題が多いのと、計算問題などでも解答までの手間・手数がかなり減ったことが原因です。学校や塾の教科書準拠の問題集レベルの問題もかなり多くなりまして、きちんと練習を積んで入試に臨んでくれれば、それなりに点数は取れるようになりましたので、理科が苦手な生徒にとっては良い傾向です。ただし、例年通り文字数が多いので、問題文を丁寧に読み切るという読解体力がないと問題が簡単になっても得点は難しいわけで。しかし逆に、理科が得意な生徒にとっては他の生徒と差がつけられなくなってしまったということでもあります。来年の入試ではそのあたりのバランスをとってくれるよう望みます。

 

平均点は恐らく昨年より20点ほど上がるのではないかと思います。

いわゆるトップ校を受験する生徒であれば90点以上は当たり前、満点もかなり出ると思います。

 

最後に

先ほども書きましたが、理科は(というか数学以外は)中1・中2範囲がかなり出題されます。定期試験勉強を利用して、各単元の勉強を一つ一つ丁寧に身に着けていきましょう。特に理科と社会は、一度学習した範囲はその後もう一度学校で復習することはほぼありません。一期一会の精神で、出会った知識は一撃で吸収するような意気込みでお願いしますね。あっ、あとは学校で使っている教科書や資料集をよく読んで、書いてある文や図を見て、実験の意図と考察をよく見て、なんでそんな実験するの?なんでそういった結果になるの?といった「なんで?」を大切にしましょう。

岡本 | 入試情報 | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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